2016/03/17

田んぼの抑草方法 その3

田んぼの抑草方法 その3

動植物を使う方法もあります。
多くは田んぼの雑草を食べてもらうためと水をかき回して濁り水にして、次の雑草の芽が出ない、育ちにくい環境にすることが目的です。
メリットもデメリットも大きい場合があります。

1.合鴨やアヒルの導入
2.コイやフナ
3.ジャンボタニシ
4.カブトエビやホウネンエビなど
5.浮草の利用

1.合鴨、アヒル栽培
クサツパイオニアファームで平成9年から平成23年まで行っていた合鴨栽培。
カモが土を踏みつけたりすることによっても雑草が減ります。
カモの可愛らしい姿が子どもにも大人にも人気でした。
欠点は
  カモが他の田んぼへ行かないようにネットなどを張る、
  害獣対策のために電気柵を設置する、
  水慣らしのための練習スペースの確保、
  小さい間は水からあがった時の保温対策、
  出穂以降の飼育場所の確保
など、様々なコストがかかることです。
また、鳥インフルエンザにも気をつけなくてはいけません。

上記以外では、何かに驚いた時など、固まって移動する習性のため、イネが踏みつけられて雑草と一緒にイネが消えるってことでしょうか。

アヒルは合鴨より大きくて、動作はわりとゆっくり(おとなしい)です。


2.コイやフナを田んぼの中で飼う
体長15cm前後のコイが良いようです。
水位がある程度深くできる田んぼであることが条件です。
浅いと水たまりに固まって泳ぎ回らないです。

鳥に食べられないように対策が必要です。また、中干しなどの時に魚を捕まえるのが大変なんてことも。
深水管理のため、やや分けつが少なく、水が濁って水温が下るため、稲の成長もやや遅れになる傾向があります。

3.ジャンボタニシ
良い点。食欲旺盛で、田んぼの草を食べ尽くすと、畦際から田に入る草まで食べてくれるそうです。
悪い点。繁殖力も強く、卵が水路へ流れたり、タニシ自体が田んぼから逃げ出して害虫化して1900年台の終わりごろから、駆除活動をしなくてはいけなくなるほど大問題になりました。
浅水管理が必要です。(イネまで喰われます)
ジャンボタニシがいない地域で導入してはいけないと言われています。

4.カブトエビやホウネンエビ
昔の田んぼではよく見かけた、カブトエビやホウネンエビ、カイエビなど。
小さくたくさん動いて水を濁らせます。
カブトエビは冬にしっかり乾燥できる田んぼで孵化率が高まるそうで、冬期の畝立てや麦や野菜などの裏作が有効です。
プランクトンを食べているそうで、有機質肥料などで土作りがしっかりできている所にたくさん繁殖するようです。
わざわざ導入するというよりは、「あ、今年も湧いたな」っていうくらい、当社周辺では普通の光景です。

5.浮草など
繁殖力が強く、田んぼ一面を覆って、田んぼの土に届く光を遮蔽します。
また、緑肥として利用されることもあります。
欠点は風で押されてイネを倒してしまうことがあること、
繁殖力が強いため、自田以外にも広がってしまう可能性が高いことなどです。
「溜池が真っ赤」というニュースを度々見ましたね。
乾燥には弱いそうで中干しなどで枯死します。


いずれの方法も、導入するということになると、少なからず現在の生態系に影響を与えます。
デメリットもしっかり考慮しなくてはいけません。
自然発生的に、カブトエビや水鳥がやってくる環境がいいですね。

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クサツパイオニアファーム
http://www.pioneerf.co.jp/
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