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早生品種…今年の出来は…

収穫作業が始まったばかりですが雨続きでなかなか作業が進みません。 晴れ間を狙って乾燥調製を依頼されるお客様の収穫籾が搬入されています。 乾燥後、籾すりをして、ライスグレーダーという機械で米粒の大きさを選別しますが、 今年は日照不足のせいか、お米が太りきらず1.9mmの篩(ふるい)網から落ちる米が続出。 篩下米の内、1.8mmの篩網に残ったものを中米、落ちたものをくず米としていますが、 中米の割合が例年に比べて非常に多いです。 出来の良い年は3~5%、今年は12~20%前後が多いです。 また、今年はお米が育ちきらないばかりでなく、米粒の中、あるいは全体が白いお米が多く見られます。 こちらは高温障害が原因と言われています。 「収穫量が思ったより少ない」という声を多く聞く今年の当社周辺の早生品種。 …気のせいではなく、確かに少ないです。 農水省が発表する今年の作況指数…「平年並みかやや良」と最近発表されていますが、こちらは1.75mmの篩網に残ったお米を指しますので、JA出荷の推奨とされている1.9mm以上のお米の収穫量とはかけ離れた数値となります。